恵比寿ショールームのクリスマスイベントに参加
土曜日、年末の忙しい中、恵比寿まで行ってきました。
薪ストーブの輸入代理店が行うクリスマスイベントに参加のためです。毎年やっているのかもしれないけどお知らせに気づかなかったのか(メールをチェックしない夫婦…)、3シーズン目にして初めての参加でした。
ショールームの中はスキャンとヨツールの薪ストーブが所狭しと展示してありました。
が、ビルの中ということでさすがに実演はしていませんでした。スタイリッシュな薪ストーブがたくさん置いてありました。四角い薪ストーブを使うのは今ではアメリカと日本くらいだそうでヨーロッパではスタイリッシュ系が断然人気だそうです。うちもちゃんとその流れに乗れました
我が家が雑誌に掲載されたのはデンマークデザインの薪ストーブのおかげだと思っています。なにしろボリュームのある薪ストーブなので、それを中心に家のインテリアを決めていきました。スタイリッシュなスッキリした薪ストーブに合うようなインテリアになっています。うちが住友林業で建てたのにコテコテの木質感になっていないのはそのためです。デンマークはデザインの国だけあって薪ストーブでもちゃんとデザイナーの名前が表に出てきます。デンマークでは有名デザイナーらしく照明器具のデザインなんかもやっているとか。照明を替えるときはそれにしようと思ってます。
ショールームでのイベントではまずデンマークとノルウェーについてのミニ講座から。「デンマークってどんなイメージですか?」と聞かれ、普段こんなにデンマークの物に囲まれて暮らしているのにいきなり指名されると頭が真っ白になって何も答えられなくなる私小学生の頃もこんなだったなあ...。
その後、とても役に立つ薪ストーブのメンテナンス講習が行われました。普段の手入れ方法や年に一度の煙突掃除のこと、更にガスケットの交換の仕方を教えてもらいました。でもガスケットの交換なんて自分じゃできそうにない予感でいっぱい。薪ストーブ屋さんにお願いしよう。
煤とかタールを付きにくくするパウダーの使い方もレクチャーしてもらえました。うちも持ってるけどうちにあるやつとは使い方がちょっと違うみたい。
休憩を挟んでユーザー座談会&質問コーナー。ここでもたくさんの情報を得ることができました。 ユーザーたちの一番の関心事&困り事はやはり薪の調達。だからと言って調達先を紹介してもらえるわけじゃないし、いろんな県から来てるから「あそこで薪を無料配布してるよ」なんていう情報はありませんでした
住宅街で薪ストーブをやっている人は御近所のこともあるから夜8時過ぎにしか焚けないと言ってました。せっかく導入したのにもったいないね。街中だと薪を2年分置いておくスペースがないから結局買って使うしかないと言ってました。置こうと思えば10年分でも余裕で置けるド田舎の我が家。薪ストーブやるには恵まれた環境だなあ。
質問コーナーでは役に立つ話をたくさん聞けました。
・流木は燃やしちゃダメ: 川の流木はいいけど海はNG。塩を含むから燃やすと良くない物質でちゃうそうです。
・薪はどれだけ乾いていてもよい: ネットには「乾きすぎるとすぐに燃えちゃうから乾きすぎは良くない」との情報があります。薪ストーブ屋さん巡りをしていて同じことを聞いたこともあります。が、それは昔の話!今はどれだけ乾燥しても乾燥し過ぎることはないというふうに変わっているそうです。やはり最新情報は製造元、販売元に聞くのが一番ね!もしかしたら薪ストーブの種類に依って違うかもしれないけど、少なくともスキャンとヨツールはそんなかんじ。
今まで乾燥し過ぎると困ると思って2、3年分しか溜めてなかったけど、どれだけ乾燥しても大丈夫と聞いちゃあ今年からもっと張り切って薪割りするしかないなあ!少しでも若いときに割って溜めておこっと!!
・空気の絞り過ぎは絶対にダメ: 朝まで火をもたせたくて寝る前にたくさん薪を入れて空気を絞って使っているユーザーさんがいましたが、これは絶対にダメと言われてました。スタッフの方は「朝まで熾きが残るなんていうのは幻想です!!!」とハッキリおっしゃってました。
「ストーブ本体を痛めるのですか?」と私が聞くとそうじゃないことが判明。空気を絞って焚くと燃焼温度が低くなり化学物質(PMってやつ)が発生するそうです。本体を痛めるより怖いじゃないかーーー!!!
オーロラの炎を楽しむには空気を絞らなければいけませんが、やらない方がいいと言われました。結構ショック。
・着火はトップダウン方式がオススメ: 薪ストーブのクリーンバーン機能を活かせる方法だから。ドラフトが促進され、着火時に煙が出るのを抑えることができるそうです。うちは何度かトップダウンを試して失敗して以来やってないんだけど、早速トップダウンに変えました。練習中です!
・座談会では薪ストーブクッキングのテーマもあったのですが、なんと、薪ストーブを使って料理をしている人、0人でした「たまに焼き芋だけ」って人が1人。実際ノルウェーやデンマークでも薪ストーブで料理する人は思ったより少ないみたいで、料理はキッチン、薪ストーブは暖房と使い分けているようです。
・温度計を付ける位置: うちの薪ストーブの場合どこに温度計を付けたらいいのか分からず、今シーズンはヒートストレージの部分につけていました。これは間違い!扉に付けるのが正解でした。
・薪は縦置きがよいか横置きがよいか: Scan85の場合は縦置きがよいそうです。同じScanでも炉内が小さい機種だと縦置きは止めた方がよいらしいのですが、うちの85は炉が大きいから薪は縦置きにしてボーボーに燃やすのが良いそうです。迫力ある炎を楽しむにも縦置き!2年間使ってきて「横置きより縦の方が温度も上がるし燃えがいいから縦置きだ!」と感じていたのは正解でした。ただし2次燃焼の空気穴をふさがないように薪を置くのがポイント。げっ、今まで空気穴の前に薪並べてたわ
・適正温度は150度くらい。ほとんどの薪ストーブの本やサイトには200度~300度で焚くのが良いと書かれていますが、Scan85の場合は150度で十分だと言われました。だよね、それ以上だと部屋が暑くなり過ぎて生活に支障をきたすし。Scan85は低い温度でも部屋を十分に暖めてくれる優れもの!
・「木が固すぎて含水率計が刺さらないんだけどそんな使い方でよいんでしょうか?」と質問したところ、あくまでも含水率計は目安だからそれでよいと言われました。できれば割って真ん中で測るのが良いと言われ、夫は「へええ」と感心してたけど、おい、私はいつもそうやって測ってるぞ!!!知らんのか!
その他に目で見て乾燥してるかどうかの判断の仕方と、音で確認するやり方と、ビニール袋に入れて判断するやり方を教わりました。ビニール袋以外は普通にやってることです。っていうか誰に教わらなくても毎日薪をいじっていると自然と分かってくるんだよねえ、不思議なもんで。
・煙突掃除はやはり重要。自分でもやれるけど、うちみたいなタイプだと角トップのところをきれいにしなければならず、屋根に上る必要が出てきます。勾配が緩い平屋と言っても落ちたら大惨事なので、我が家ではやはり薪ストーブ屋さんにお願いします。
・しっかり乾いていれば針葉樹を燃やしても問題ないと言われました。うちの裏山は針葉樹だらけです。伐採したヒノキの大木が大量にあります。針葉樹OKならたぶんずっと薪代タダでいけます。でもやっぱり煤とか心配になるよなあ。それで2年に一度の煙突掃除が1年に一度になるんだったら広葉樹を買って使う方が安上がり。針葉樹を使うことに関してはもっとよく聞いてみる必要がありそうです。
竹は絶対にNGだそうです。残念。竹が使えるんだったら春の竹の子パトロールからも解放されるし、本当にずっと薪代タダになるのにー。竹OKの薪ストーブ欲しいなあ。
こんな感じで色々と今まで疑問に思っていたことが解決し、間違っていたことも正すことができ、本当に有意義な時間でした。ネットで情報を得ながら試行錯誤しながら焚いて自己流で上手な焚き方を探ってきたけれど、正しい焚き方に近づけて本当に行って良かったイベントでした。
最後のじゃんけん大会では二人共すぐに負けて何ももらえなかったけどね…。
イベント終了後もお手入れコーナーで紹介された銅板製薪ストーブ用の塗料を買いました。
サビや傷などをほったらかしにしておくのは良くないらしいので早速塗料でしっかり補修しました。家の中に補修しなければならないものがまた増えました。
楽しいイベントだったな~。また来年も参加したいな~。
本日の
外気温:0℃
(7:00 am)
室温:16℃ 湿度:32%
(5:00 am)
結露なし
今朝の室温16度。なんでこんなに寒いのかと思ったら、お風呂の窓が開いていたー!!!冷気めっちゃ入ってきてるじゃんー。
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