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初めての煙突掃除 -住友林業で平屋暮らし-

薪ストーブを導入して1冬目が終わりました。初年度ということもあって薪ストーブ屋さんに来てもらって初年度点検と煙突掃除をお願いしました。

点検結果から言うと、

薪も良く乾いていて、焚き方が上手だ

でした。

焚いてたの、わし!!

煙突掃除は9月くらいになると混んじゃって予約が取れないらしいからシーズン終わりの今がベストらしいです。秋になると掃除が間に合わなくて「早く使い始めたいのにー」ってなっちゃう人が続出らしいので、うちは早々とお願いしました。

使っていて煙突が詰まっているという感じはありませんでしたが、特に見て欲しかったポイントは、煙突内の汚れ。薪の渇きが良くなかったっていうのが自分たちの実感で、黒い煙が出たりもしていました。こういう薪を使っていると不完全燃焼が起こり煙突にススがたまったり、もっと怖いクレオソート・タール(ススと水蒸気が合わさって煙突内で結露してくっついたもの)ができてしまいます。これは煙突火災の原因にもなります。クレオソート・タールはどの薪ストーブ屋さんからも写真付きで説明を受けた部分です。家の火災にもつながるので業者さんはとても慎重です。

では煙突を開けてみましょう~。

作業はまず養生から。
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炉内のレンガを外し掃除します。
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炉内の灰もしっかり吸い取ります。
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そうこうしているうちに別のお兄さんが煙突に上りました。サンタクロースみたい。
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電動ドリルを使って角トップの一番上の蓋を外します。
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うげ、汚い!!!最悪に汚れているかと思いきや…。
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このススの量は少ない方だそうです。しかも中のススが細かくさらさらしているので全く問題ないと言われました。燃やし方が悪いと固くこびりついていたり塊になってしまうそうです。こういうところできちんと薪ストーブを使えていたかが判断されます。

煙突の角トップのところには鳥などが入らないようにするための網が付いているのですが燃やし方が悪いとそこにもススがたくさんこびりついて、網の目が詰まってしまい空気が抜けなくなってしまうようです。
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うちのはこの程度のスス。
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網の目にモフモフしたススが付いていますが、目詰まりは起こしていません。

さて、続いて肝心の煙突掃除に入ります。これまたしっかり養生してくれました。

煙突の中。
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周辺にススが溜まっています。でもフワフワした感じで、こびりつきはありません。

もうちょっと奥の方です。下に向かって撮っています。べっとりしたこびりつきはありません。さらさらフワフワしたススです。
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この写真は煙突の下からススが舞い上がってきている写真です。
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うちの煙突はドラフトが強く、焚いていなくてもこれだけの上昇気流が起きていることに薪ストーブ屋さんもビックリしていました。これがキレイに使えた一つの要因かもしれません。何軒もの薪ストーブ屋さんを巡って話を聞いて自分達で導き出したこだわりの煙突高です。設計さんは意匠的に高すぎると思ったらしいのですが、これだけは設計さんの言うことを聞きませんでした。結果すごくよい効果をもたらしてくれました!うちの煙突優秀です!

長い煙突掃除用のブラシを使ってススを下に落とします。本体内に煙突から落ちたススがたまりました。
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家の中から煙突掃除ができるように煙突に掃除用のブラシを入れられるようにしてあるタイプもあるのですが、うちは室内の煙突の距離が短いので掃除用の穴は開いていません。上からやるしかないです。

ブラシでススを落としたら網も掃除して、周りをきれいに拭いて、蓋を戻して煙突の掃除はおしまい。
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中では更に部品を外して掃除を進めつつ上から落ちてきたススを吸い取ってます。お兄さんの腕、真っ黒!!!
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灰受けの滑りが良くなかったので、潤滑油を塗って滑りを良くしてもらいました。

分解したものを元通りに戻して、最後にガラスを磨いて本体のメンテナンスは終わりになりました。

汚れが少なかったせいもあり、あっという間に煙突掃除は終了。本体をバラバラにしてメンテナンスする方が時間がかかりました。すべての工程で2時間の作業でした。すっごく丁寧にメンテナンスしてもらって、高かったけど良かったなって思います。

いろんなおうちを回っているとドロドロしたタールがこびりついちゃってる家もあるそうなので使う薪や燃やし方って本当に重要だなと感じました。空気の調整の仕方もうまくできていたようなので、思っていたほど不完全燃焼は起きておらず、とてもキレイに燃えていたようです。

また、うちは風の通りが良いから薪がよく乾き良い薪ができたようです。そんなこと言われると薪割りのやり甲斐があるわね~。

この様子なら煙突掃除は2年に1回で大丈夫だと言われました。1回に35,000円かかるメンテナンスですが、これはケチったらいけない費用だと感じました。煙突掃除だけじゃなく、本体をバラバラにして掃除することなんて自分たちでは無理なので、プロにお任せして安全に使おうって決めました。見ていると煙突掃除は簡単そうですが、自己流の中途半端なメンテナンスで薪ストーブ本体の寿命を縮めることにでもなれば余計にお金がかかります。

煙突は家と同じくらいの寿命があるので煙突交換をする人はいないらしいけど、本体はいつか交換が必要になります。その寿命を早めるも遅らせるも使い方&メンテナンス次第だと感じました。次回もフルメンテをお願いする予定です。

薪ストーブって本体よりも煙突の方が値段が高いし、重要っていうのも今回本当によく理解することができました。また、大工さんの加工が素晴らしく上手いらしく、大工さんによってそのへんは結構違いが出るようです。そういえば、うちに来ていた大工さんが他の大工さんの家で煙突折れちゃった話をしてくれて二人で大笑いしたっけなあ(すみりんの家かどうかはわからないけど)。直すの手伝ってくれって言われたけどヤだって言って行かなかったよぉってバリバリの方言で話してました。懐かしい。

うちの大工さんは年間に2軒は薪ストーブ付きの家を建てているって言ってました。慣れているだけあってかなり上手に加工するそうです。しかもうちの設計さんと大工さんの付き合いは25年以上!気心知れた二人が造り上げた煙突がダメなわけない!

すみりんで薪ストーブをやってる家って少ない気がするけど、このへんの支店だと実際はかなり多くて、うちをやってからも薪ストーブ屋さんは何軒も設置したそうです。すみりんの家を建てている現場すらあまり見かけないのに、どこでそんなにやってるんだか。

と、こんな感じで心配だった薪ストーブの使い方が完璧だったことが分かり、1年目のシーズンが無事終了しました!!
あ~、早く寒くならないかな~(←完全に冬ギライを克服した人)

本日の
外気温:18℃
(8:00 am)
室内温度:22℃ 湿度:54% 
(6:00 am)

 

住友林業 / 平屋 / 薪ストーブ / Scan 85-6 / 煙突掃除 / メンテナンス

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