薪ストーブのぶっちゃけ話 -住友林業で平屋暮らし-

薪ストーブをやりたいっていう友人に「虫が苦手なんだけどだいじょうぶかな？」って聞かれました。う～ん、大丈夫かどうかはどのくらい苦手かによると思うから、「虫はいるよ」って答えるしかありません

薪を室内に持ち込むときに床に散らばるのは木の粉、木屑。たまにカメムシとかクモがおまけで付いてきます。

薪に付いているのが粉、カビ、キノコ、虫。

薪の追加で扉を開けたときに飛び散るのが灰や燃えカス。

と、こういうぶっちゃけ話をしたら、薪ストーブを検討しているという友人はかなり引いてました。夢を壊して悪いけど、でも私もそういうこと導入前にもっと知ってたら間取りとかもうちょっと工夫したかもしれないし。

キッチンの換気扇を使っているときにうっかり扉をあけようものなら、こうなります↓

夕べやっちゃいました。窓を開けるのを忘れると灰が飛び出してきます。

設計さんには「薪ストーブ焚いてるからって24時間換気を止めちゃう人がいますが、絶対に止めないでください。窓を開けて対応してください」って何度も言われました。24時間換気くらいならそんなに灰は飛びませんが、キッチンの換気扇はヤバイです。

女性設計士さんのいる薪ストーブ屋さんがあって、女性目線からいろいろ正直な話を聞かせてもらいました。私はその頃はまさか自分が火を入れたりするとは思っていなかったから、「ほとんどの家では奥さんの方が家に帰るのが早いから薪ストーブ担当になってますよ」って聞いたときに「えぇぇぇぇ、私にそんなことできるかなあ」と不安でした。あまりやりたくなかったし。

が、今となっては簡単簡単！毎日やってます。

でも虫に関しては想定外でした。

とにかくうちの薪にはいます。虫との戦いは薪ストーブユーザーの奥様のあるあるネタみたいだし、そんな記事は山ほどあるからうちだけが虫のいる薪を使ってるわけじゃないようです。

だって、虫の住処をいただいてるわけだもんね。いたってしょうがないよね。木の中で暖かく寝てるとこ起こされたらビックリして出てくるよね。

薪割りをしていると、中から白い幼虫が出てきます。幼虫が大嫌いな私は最初の頃は「きゃああああああ」とイチイチ大騒ぎしてましたが、今では「あ、いたのね」くらいの感じで潰れようがそのままポイと下に捨てておしまい。う～ん、強くなったなあ

私にとってイヤなのは虫よりもカビ。割りたてはきれいな薪でも外に置いておくと雨に当たったり鳥が汚していったり飛んできた葉っぱが腐ったりして、カビが発生します。特に積んである中の方の薪。風通しが悪いからカビを完全に防ぐのは難しいです。

薪は使う前に1日から2日室内に置いて室温にするのが薪ストーブにとっても良いと言われています、私は虫＆カビを室内に置いておくことにものすごく抵抗があるので、外の日の当たる場所に置いておいて午後2時くらいに玄関に入れるようにしています。LDKに持ち込むのは使う前だけにしています。

雑誌に載っているような別荘で室内の壁に薪を入れるような造作をしてきれいに積んでいる家を見かけますが、あれは大丈夫なのかなってすごく不思議です。めっちゃ高い高級薪っていうのが世の中には売ってるんだけど、そういう薪には虫やカビが付かないのかなあ？？？

まあ、うちはそんな高級薪を買う余裕ないし、そこまでするならペレットストーブでいいわ。

また、薪を置く場所については設計さんやアフターさんから何度も何度もしつこく念を押されました。

「絶対に家の軒下に薪置き場を作るようなことはしないでください！！！壁がカビます！！！」

と。

これは実際に薪を扱っていて実感しています。薪置き場でさえ空気の通りが悪いところに置いてある薪や薪棚はカビます。とにかく薪にとっては風通しと乾燥が大切です。

住宅街なんかを見ていると壁にくっつけて薪を置いてる家がありますが「あ～あ、やっちゃったな。あれ、大丈夫なのかね？」と知らない人の家だけど心配になっちゃいます。

そもそも細かいことを気にせずにワイルドに使おう！くらいのおおらかさがあってこその薪ストーブライフなのかなと数ヶ月使って感じています。でもカビは怖いよね...。

本日の
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