薪ストーブ周りの仕様 -住友林業で平屋暮らし-

まだまだ朝はマイナス気温だけど昼間は暖かかった～。最近、家の周りにだいぶ草が生えてきました。去年までは畑、その後は建築現場だったから草ボーボーでも気にしませんでしたが、今は‘庭’になったので今週はせっせと草むしり。確実に春が近づいてきています。ってことで、春になる前にもうちょっと薪ストーブの話題を…。

薪ストーブを採用しよう！って言っても、その設置の仕方はいろいろで、決めることもたくさんあります。一番大きいのは薪ストーブ周りの仕様をどうするか。どう造るかで価格もだいぶ違ってくると思うし。

周りをレンガで囲ったり（蓄熱力が一番良い）、十和田石や大谷石や御影石の炉台を造ったり（これも蓄熱力が良い）、タイルにしたり（蓄熱力は低い）、鉄やガラスのパネルにしたり（蓄熱力はない）といろいろな加工方法があります。薪ストーブって結構場所を取るしその部屋のインテリアとも関わってくるからどんなテイストで仕上げるかはとっても重要だと思います。もちろん燃えないようにするのが一番大事だけどね。

うちは薪ストーブの周りをあまりゴテゴテさせたくありませんでした。薪ストーブの背が高く存在感があるので、その周りはできるだけシンプルに仕上げたいと思っていました。LDKの雰囲気的にもすっきり仕上げたかったので、薪ストーブ周りは必要最低限の設備にしました。

なので下にはモルソーの丸いスチールプレートを敷いただけ。

なるべくウォルナットの床にすっと馴染むようにスチールプレートを選びました。薪ストーブ本体もスチールなのでとても良く合っています。なるべくすっきりさせたかったのと部屋全体のインテリアのバランスを考えての選択。四角と円形があったのですが、薪ストーブが円筒形なのでプレートも円形にしました。

ほんとはガラスのプレートにしたかったんです。せっかくの無垢床が隠れてしまうのがイヤだったからガラスで床が見えるようにしたかったんだけど、ガラスにしちゃうと床との間に入った灰やゴミが目立つだろうし、そういうのは絶対に掃除できないので選択肢から外しました。

また、薪ストーブを囲うかどうかもインテリアに関わってくる重要なこと。

スタイリッシュ系の薪ストーブなので、周りをレンガで囲むっていうのはどうもイメージがつきませんでした。そこで登場したのは外壁用タイル。カタログ上は不燃性の壁だったら５センチまで近づけることができるけど、住宅メーカーとしてはさすがにそれはNGが出て１５センチになりました。サッシまでの距離は９０センチくらいです。こういう置き方をしたかったのもスチール製の薪ストーブを選んだ理由のひとつです。

私は後ろの壁に外壁タイルを貼ることに反対してました。値段が高かったから。もうちょっとストーブを壁から離せばタイルなしで壁紙でもいけたんだけど、巨大な薪ストーブをなるべく壁に近づけたいという気持ちが勝って最終的にLDKの東の壁はタイル貼りにしました。

全面にする必要はなかったけど、この場所で一部っていうのも見た目的におかしいので全面で。今はこれを大正解と思ってます。内装のかっこよさが格段にアップしました。ここが壁紙だったら結構つまらないLDKになっちゃってたかも。こいつがあるためにうちのリビングはだいぶダークな感じに仕上がっているのですが、このタイル（平田タイルのテッセラボーダー）の色が大好きで、も～落ち着くのなんのって！！！

このタイルの貼り方にも設計士さんのこだわりがあるようで、タイルの隙間の寸法まで細かく計算してくれて、貼り方の図面まで書いてくれました。薪ストーブの中心線から対称になるようにデザインされているそうです。私にはさっぱり分からない細かい細かいこだわりです。

極力スッキリするような周辺仕様にしたので、大きな薪ストーブでも邪魔な感じを受けることはありませんし、夏場も暑苦しい感じはしませんでした。

こうしてできあがった薪ストーブ。毎晩しっかり我が家を暖めてくれてます。

本日の
外気温：マイナス３℃
(6:30 am)
室内温度：18℃　湿度：38%　
(5:00 am)

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